<タイ・バックパッカーの旅


・序章「努力」

持ち物の準備もできた。

そしてタイ語も少しではあるが書けたり、挨拶程度なら言えるようになった。

しかし、何かが足りない。

何だろう?

初めて海外に行くっていう恐怖感に打ち勝つ勇気だろうか?

はたまた海外保険の充実だろうか?

いいや違う。そんなんじゃない。

現地に行くのなら現地に溶け込まなくちゃいけない。

そして日本人を露骨にさらけ出すのも大いに危険だ。

つまりタイに同化しなくてはいけないと思う。それは言葉とか知識だけじゃなくて・・・


外見もタイ人に近づけた方がいいような気がする


と思ってしまった・・・。

だから僕はあろうことか日焼けを決行することにした。

今思うと運命的と言ってもいい。だってその日は

2004年で一番暑い日だったんだな・・・

その日の熊谷の最高気温は39,2度、東京は39,5度だったらしい。

大学にあるベンチをお借りして日焼けならぬ、素焼き

(何にも塗っていないし、後で軽い火傷をしたから)を決行した。

・・・暑い、とにかく暑かった!

顔だけタオルで塞ぎ、上半身を徹底的にさらけ出していた。

何十分かおきに水を飲んでいなきゃ絶対死んでた・・・。


日焼けした直後は「あんま焼けきらなかったなー。」と思っていた。

が、それは杞憂に終わったのは二三日後の事だった。

「よっしゃ、これで騙されることはねーな。」


・・・とまあ何となく準備万端な気持ちに一人でなっていた。